『アーモンド四行詩』予言解読 その3

 ウェルズ(または氏に依頼したグループ)は、闇の霊の計画を、ユダヤ世界にだけ分かるように伝えた。小説内での国際連盟への批判など、知識人として世界平和を希求してはいるのだが、闇の霊を「ユダヤの神」と信じ、それとは知らずに小説を書いたのかもしれない。

6.アーリマン

Solomon dedicates the Temple at Jerusalem (painting by James Tissot or follower, c. 1896–1902)

 シュタイナーによると、ユダヤ教徒の信仰の対象である旧約聖書の神「ヤハウェ」は、現在、闇の霊と入れ替わっている。

【ヤハウェ(Jahve)】・・・聖書の「主なる神」。エホヴァ。ヤハウェという語は「私は存在する」の意。7柱のエロヒムの1柱(エロヒムの最低段階)である。帝釈天に反射されたキリストの光であり、個我意識の創造者である。・・・
 ヘブライ人はヤハウェを、民族の集団心魂と見なした。人間の共同の努力はヤハウェに負い、血・遺伝の中に働く。・・・1840年代に、ヤハウェが使っていたアーリマン的な四大元素存在は、ヤハウェを退位させた。ヤハウェの宗教の復興がイスラム教である。

 シュタイナーによると、地球の進化と共に、人間より高次な存在たちも進化していく。かつて正しく作用した天使存在が、時代遅れなものになると、悪として振る舞うことになる。堕天使である。

【闇の霊】 ・・・楽園から地上に追放されたルシファー(アトランティス時代以後はアーリマンと共同)のこと。1841~79年のミカエルとの戦いを経て、1879年11月に地上に突き落とされたアーリマンのこと。 

 ウェルズ(またはウェルズに書くように依頼した組織)は、闇の霊に仕えてい自覚はあるのだろうか?

a bust of Ahriman

【アーリマン(Ahriman)】・・・アフリマン。古代ペルシア宗教において、善なる光の神アフラ・マスダに対抗する闇の力。アンラ・マンユとも呼ばれ、ヘブライ民族においてはメフィストフェレス、聖書ではサタンと呼ばれている。
・・・アーリマンは人間に世界の精神的土台を隠し、外界を単なる物質と考察させ、精神的なものに対する恐れを引き起こす。
・・・アーリマンの力は外的な印象を通じて作用するが、最も強力に作用するのは、人間が思考を拒んで、ものごとを偶然だと思うときである。アーリマンが恐れて撤退するのは、健全な判断力に対してである。アングロサクソンの経済思想・プラグマティズムはアーリマン的秘儀参入に由来する。
・・・
 「黙示録」の獣ソラトはアーリマン的存在、ヴェネチアの総督ダンドロ(1108-1205)はアーリマン的な霊が受肉した人物であり、寄生虫・ 黴菌はアーリマンの産物である。アーリマンは天上のミカエル学院に対抗して地下学院を作り、印刷術を考案し、ニーチェを初めとする著述家に憑依している。アーリマンは3千年紀の初めに西洋に受肉して、秘密の学院を作り、本来なら人間が苦労して達成するはずの透視力を人類に提供する。世界の機械的・数学的把握、経済至上主義、国粋主義、福音書の一面把握が、アーリマンの受肉を準備する。
・・・特に英米では、アーリマン的四大元素存在が 人間の姿をとって出現し、秘密結社・カルト教団に入っている。1850年以来、アーリマンによって、機械の世界が地球の超地質層として形成される危険があり、本当はケルビム、セラフィム、トローネの流出物である地球がアーリマンによって幻影にされている。
・・・アーリマンは人間に自由を与えるために犠牲になったのであり、将来、人間はありあまる愛によって、その返礼をすることになる。・・・
  その2で紹介した666の獣ソラトも、アーリマンに分類される悪魔だという。
”英米では、アーリマン的四大元素存在が 人間の姿をとって出現し、秘密結社・カルト教団に入っている。”
 これは、ウェルズが小説を世に出した当時においては、フリーメーソンのことを言っている。少なくとも、シュタイナーと、出口王仁三郎はそう言っている。 

 以下、2つの引用文は、『ルドルフ・シュタイナーと出口王仁三郎の符合』のサイトからのものである。
 ”ひとつの流れが世界中に拡がっていくとき、常にもう一方の流れがあって、はじめの流れを補完しているのです。歴史の上に緑の流れと赤の流れとが並んで存在するとき、人びとは通常、その一方の流れだけをみるように、暗示にかけられているのです。ニワトリの嘴(くちばし)で地面に線を引けば、そのニワトリは線に沿って歩きます。そのように人びとは、特に大学の歴史研究者は、一方の側だけに寄り添って歩いて、歴史の歩み全体を洞察する余裕を失っているのです。
 民主主義の流れの背後に、さまざまな結社の、特にフリーメーソン結社の、オカルト的な力を利用しようとする流れが見え隠れしているのです。オカルト的な力を利用しようとする動機は決して精神的であるとは言えないのに、一見精神的なふりをしている貴族主義が、フランス革命で大きな役割を演じたあの民主主義と、手に手をとって発展してきたのです。
 私たちが現代人にふさわしく、社会に参加し、社会の仕組みに通じたいと思うのなら、民主主義の進歩についてのきまり文句に目を眩まされてはなりません。ロッジの儀礼とその暗示的な力によって、支配力を少数者だけのものにしておこうとする働きに、目をしっかりと向けなければなりません。・・・西洋近代の世界は、ロッジの支配力から開放されたことが一度もなかったのです。常にロッジの影響が強力に作用していました。人びとの考え方を一定方向へ向けるにはどうしたらいいのか、ロッジの人びとはよく心得ています。
 今日はそのようなロッジのネットワークの一つひとつの結び目のことを述べたに過ぎませんでしたが、このようなネットワークはすでに出来上がっています。ですから、自分の好む方向へ社会をもってゆこうと思ったら、ただテーブルのボタンを押しさえすればいいような体制が出来上がっているのです。”

 シュタイナーは、民主主義にフリーメーソン結社の力が及んでいるという。

出口王仁三郎(1871-1948)
 ”・・・出口王仁三郎に直接降ろされた筆先である「伊都能売神諭」には、次のように記されています。
「今に成りてからは、何程日本の守護神が焦慮(あせ)りたとて、最ふ上げも下ろしも成らん所(とこ)まで世が迫りて来たから、……世に出て居れる日本の守護神は、早く身魂(みたま)を研(みが)ひて、この結構な先祖から続いた国を守護いたさぬと、今度行(や)り損なうたら、万劫末代取り返しの成らん事になりて、世界は石屋(いしや=フリーメーソン)の自由にして仕舞はれるぞよ。今からでも日本の人民に気がついて……」

(一九一九年・大正八年八月十一日)

  また、王仁三郎はユダヤ人の境遇を尊重していた人物でしたが、昭和十九年六月九日には 「ユダヤの三分の一が良いので三分の二は○いので、これがフリーメーソンをやっているのである。今の戦はこれがやっている。」 (○は伏字)とも述べています。その他、霊界物語にも次のように詠まれています。


国々の経済界を掻(か)き乱し 
猶太(ユダヤ)の邪神はほくそ笑(え)みつつ
国といふ国はことごとマツソンの
経済戦に艱(なや)まされをり
内外(うちそと)の国のことごとマツソンの
毒牙(どくが)にかかりて苦しみ艱(なや)める

  ここでいう、マツソンはマッソンと読み、フリーメーソンの事を意味します。したがって、王仁三郎も日本に居ながらにして、十分にこうした危機的な情勢を理解していたことは確かなのです。”

 出口王仁三郎は、世界がフリーメーソン
(石屋)の自由にされることに警鐘を鳴らしていた。

(現在も、「フリーメーソンが~」云々、陰謀論があるかも知れないが、もはや正式な名称すらも現在では知られていない、別の何かになっているのではないだろうか?)

 その1の記事において、四行詩で日本兵が殺された場所が、中国の武昌であって、イエズス会との関連を指摘した。 このイエズス会とフリーメーソンは、裏で結託している。

【イエズス会】 ・・・イグナティウス・ロヨラ(1491-1556)らが1534年に結成した修道会。イエス原則を誇張し、王者イエスを地上の支配者とする(これは、イエス・キリストが「私の国はこの世ではない」〔「ヨハネ福音書18章」〕と言っているので、福音書に矛盾する)。シュタイナーによると、イエズス会は人間を精神界から遠ざけ、キリスト認識を不可能にしようと努めている。女性的・司祭的叡智を保守し、フリーメーソンと敵対している。しかし、イエズス会とフリーメーソンの低位成員同士は戦うが、高位成員同士は目的を同じくしている。薔薇十字団が心魂の最奥の聖域として働きかけなかった人間の意志に、イエズス会は直接働きかける。
第266代ローマ教皇フランシスコ史上初のイエズス会出身のローマ教皇である。  

(ん?「聖マラキの預言」は、当たっている・・・のか?111番目(第265代)までの教皇を預言し、最後は、”ローマ聖教会への極限の迫害の中で着座するだろう”、”ローマびとペトロ、彼は様々な苦難の中で羊たちを司牧するだろう。そして、7つの丘の町は崩壊し、恐るべき審判が人々に下る。終わり。の言葉を残した。闇の霊アーリマンに使えるイエズス会が動き出す・・・?)

 これらの秘密結社・カルト教団は、アーリマン的存在の下、人類からキリストを遠ざけようとし続けており、これからもそうするのだろう。


7.東の実験場

”あの詩に手を出してはならん。特に日本人は手を出すな。”

 これまでの考察と、”特に日本人は”知らない方がいいと言った理由を考えると、どうしても、”永遠の未成年者の実験場は東方だ”と言った、ヒトラーの予言を取り上げなければならない。

Adolf Hitler(1889-1945)

”未来の社会はどんな様相を見せるだろうか。同志諸君、申し上げよう。まず闘争によって選りぬかれた貴族階級が現われる。新しい中産階級、無知な大衆、新しい奴隷、仕えるものの集団、『永遠の未成年者集団』があろう。そしてこれらすべての上に、さらに新しい貴族がある。特別の指導的人物である。このように、支配をめぐる闘争によって、国の内外に新しい身分が成立する。しかも東方が巨大な実験の場になる……そこに新しいヨーロッパの社会秩序が生まれるのだ。
 ・・・私が言った未来に現われる『永遠の未成年者集団』というのは、もちろん、死ぬまで大人になりきれない人間たち、ということだ。そんなことは、厳しい正常な社会ではありえない。だからそうなる背景には、甘やかされた異常な社会が当然ある。その中で、同じように大人になりきれない親に、愛玩動物のように育てられるため、子どもも成人しても真の大人になれないのだ。・・・未来社会には、そういう『永遠の未成年者集団』が現われる一方で、幼いときから大人の思考と感情を持った人間たちも現われるのだ。信じられないだろうが、彼らは胎児のときからさえ、そのように教育される。5つか6つで一人前の理屈と判断力を備え、13、4歳にもなれば、並の大人を指揮するほどの力を持つようになる。つまり両極端ということだ。肉体が大人で感情が幼児のようなグループと、肉体はまだ青春期にまでいかないのに、思考と感情が大人を超えるグループ……
 ・・・それは人間の発育状況だけじゃないのだ。人類と社会のあらゆることが、未来には、そのように両極端に分かれてしまうのだ。たとえばカネだ。一方には腐るほど大量のカネを持ち、広く高価な土地を持ち、労せずして限りなく肥っていく階級が現われる。貴族とか新しい中産階級とか言ったのはその意味だ。だが少数の彼らが現われる一方、他方の極には、何をどうやっても絶対に浮かび上がれない連中も現われるのだ。それはカネだけの問題でもない。より正確にいえば、精神の問題だ。限りなく心が豊かになっていく精神の貴族、精神の新しい中産階級が現われる半面、支配者が笑えと言えば笑い、戦えといえば戦う『無知の大衆』、『新しい奴隷』も増えていくのだ。
 人間だけではない。国もそうだ。恐ろしく豊かな、労せずして肥っていく国が現われる。他方、何百年かかっても絶対に払いきれないほどの借金をかかえ、水一杯すら容易に飲めない国も現われる。気候もそうだ。とほうもない旱魃(かんばつ)や熱波におそわれる国と、寒波や洪水におそわれる国が出る。災害におそわれつづける地域と、楽園のような地域、人っ子一人いなくなる荒地と、無数の人間が鼻をくっつけ合って生きる都会とに分かれる。愛もそうだ。特定の男女にだけ、愛と肉体の快楽が集中する。一方、一生に一度の真の愛も快楽も得られない男女も増える。要するに、土地や金や支配力を得る者は、ますますそれを得、支配される者はますます支配されるだけになる。・・・
 それは1989年だ。そのころ実験は完成する。人間は完全に2つに分かれる。そこから引き返せなくなる。・・・その完成とさらに新しいアプライゼ(スタート)の時期が1989年4月に来るのだ。”
ニート・・・

 「東方の実験場」とは、主に日本のことを指すのだろうが、韓国や中国が含まれているだろう。東アジア人は、科挙の影響だろうか、受験戦争が盛んで知識編重の勉強を強いられている。「受け身の勉強」が得意で、洗脳がしやすいのかもしれない。

頑張っても頑張っても…(NewsweekJapan

 また、特に日本においては、シュタイナーの指摘した、原始キリスト教を経験した魂の転生が要因の一つと考えられる。

【日本】・・・アトランティス文化から遅れてきた者。今日の日本の発展は、 外国の文化の成果を摂取したものであり、本当の進化ではない。・・・日本人は古代の霊性の遺産として、精神の柔軟さ・活発さを持っており、それが欧米の唯物論と結び付くと恐ろしいことになる。民族移動のころのゲルマン人が日本に転生しており、日露戦争のときは、帝政ロシアに虐待されたロシアの理想主義者たちが死後、心魂界で復習心を捨てられず、日本側に付いて戦った。

 ”民族移動の前後にヨーロッパに生きていた人々に目を向けることができます。民族移動のころに、南から広まってきたキリスト教に出会ったヨーロッパ人たちです。彼らはキリスト教を、今日とはちがって、根源的、本源的な、生命全体に作用していた計り知れない力を持った形で受入れました。
 キリスト教は抽象的で悟性的な神学にまだ浸透されておらず、魂の基本感情に働きかけました。この当時ヨーロッパにいて、このような方法でキリスト教を受入れた魂の大部分は、ほかの場合よりもやや長い期間を死と再受肉のあいだで過ごして、今日アジアに受肉しています。”

 これらのシュタイナー話は20世紀初頭のものであるが、キリスト精神に貫かれた人々が大戦を生き残ったならば、翻訳本が出版された1959年頃も未だ存在しており、仮に彼らがエーテル界のキリストをはっきり認識するようになったら、計画に支障がでる恐れがあったのだろう。

 さらに、闇の霊に影響された秘密結社の人々は、中国人や日本人を同じ人間だと見なさない可能性がある?
 
アトランティス大陸の位置(wiki

 ”・・・アジア・東アジアには、一万年前にすでに人間がいました。それらの人間には、もちろん子孫がいます。それらの子孫は、地上の最古の文化を有しています。モンゴル民族、日本人と中国人です。彼らは最古の地上の住人の末裔なので、非常に興味深いのです。
 もちろん、もっと古い地球の住人はいます。しかし、彼らは滅亡しました。アトランティス大陸に住んでいた人間たちです。彼らは残っていません。もし残っていても、大西洋の海底を掘り起こさねばならないでしょう。・・・しかし、彼らは柔らかい体をしていたので、なにも見つからないでしょう。そして、彼らが手で作ったものも、残らないものなので、地面から発掘できないでしょう。”
ノアの箱舟(wiki)

 創世記に登場する、アトランティス大陸の崩壊を生き残ったノアは、イスラエル人の祖先にあたる。1959年時にアーモンド四行詩が公開され、日本とユダヤ民族との関連を指摘されても、実験に支障がでると予想された?

アーリア人?(wiki)

 また、ヒトラーであるが、 彼は人種を誤解し、ゲルマン民族の優位性を主張した。
 ”前に、“永遠の未成年者の実験場は東方だ”と言ったが、超人類を生むことについても、東方が実験場になるかもしれない。近未来、天変地異が襲うヨーロッパ各国にも、大戦の舞台になる中東にも、米ソやインドにも同じことが起こるかもしれない。しかし、なんといってもアーリアだ、われわれゲルマンだ。それが頭ひとつ抜いて超人類を創出する。それが創造されさえすれば、もはや我々に勝てる者はない。考えてもみたまえ。世界中の猿が連合して人類に立ち向かってきたとしても、近代兵器を持ったほんの数人の人間に勝てまい。同じことが、これまでの人類と今度現われる超人類の間にも起こるのだ。
 その証拠を明かそう。じつは私は、すでにその人間を見たことがあるのだ。恐れを知らぬ、目を合わせていられないような、苛烈で新しい人間をね。
 天地創造は終わっていない、特に人間については、終わっていない。人類は今、次の階段を昇り、新しい戸口に立っている。新しい種族が輪郭を示しはじめている。それが超人の種族だ。彼らと彼女たちは出来上がりつつある。完全に自然科学的な突然変異によってだ。そして大破局が起こる。近未来に起こる。しかし救いのイエス・キリストなんか来ない。別の救世主が来る。そのとき人類を救うのは人類を超えるもの……彼らと彼女たちが、新しい世界、新しい宗教を創る。”
  ”恐れを知らぬ、目を合わせていられないような、苛烈で新しい人間”とは、グルジェフのことを言っているらしい。

G.I.グルジェフ(1877-1949)

  グルジェフは、著作『ベルゼバブの孫への話』で、自身を主人公ベルゼバブ(蝿の王、悪魔の王の意)に投影している。火星から、七回地球にやって来て、当時の人間に接触しつづけた。(七回の地球訪問は、彼の宇宙船を用いてやってきたことになっており、グルジェフは決して「輪廻転生」という言葉を用いない。)

 最初の地球への訪問は、アトランティス時代(の中期)の頃であり、ベルゼバブは当時の地球人を指導した。(このことは、シュタイナーの言うアトランティス時代の指導霊を思わせる。 )

 誰が言ったか覚えていないのだが、ヒトラーは、かつてエジプトの神官だかで、奴隷のイスラエル人を酷く憎悪しており、その葛藤がユダヤ人差別につながった、とか何とか言われていた。古代エジプトの王は、代々特別な霊魂を宿していたので、グルジェフとヒトラーは、案外、過去生においても指導霊とそれに仕える神官(秘儀参入者)の関係にあり続けたのかもしれない。

 ヒトラーは、(堕天使であっても)当時の一般的な人間より進化した人物を、将来の新人類に重ね合わせた可能性がある。あながち間違ってはいない、のだろうか?

 彼は、死の直前、憎悪するユダヤ世界に対し秘儀をおこなった。
”あわれなアラブ4ヶ国……最終戦争。東西が激突するだろう。ユダヤはそれに勝って全世界……なぜならそれが彼らの『旧約聖書』の約束だからだ。黙っておけば必ずそうなる。しかし、私がそうはさせない。そのための手を、私は死ぬ前に打っておく。それが最後の秘儀である。それによって人類はわれわれを受け継ぐことになる。”
 この秘儀は成功したのだろうか?ユダヤ世界の計画は、着々と進んでいる? ヒトラーも所詮、ユダヤ世界の傀儡であったのであろうか。
”救いのイエス・キリストなんか来ない。別の救世主が来る。そのとき人類を救うのは人類を超えるもの……彼らと彼女たちが、新しい世界、新しい宗教を創る。”

 ユダヤ世界にせよ、ヒトラーにせよ、彼らが仕える霊が、キリストでなく、闇の霊であることは、間違いない。アーリマンであれ、ルシファーであれ、アスラであれ、ソラトであれ・・・。

 
アーモンドの花(wiki)
Almond blossom in the spring sunshine
Fuji-Yama gracious lady
Island treasure home of lovely things
Shall I never see you again?...  
アーモンドの花が咲き誇る 春の太陽の光の中に
富士山 優雅で美しく凛とした女性
宝の島 かわいい者達に満ちた家庭
僕はそれ等を もう決して見る事は出来ないのだろうか?

 旧約聖書の世界にとどまると、四行詩は以下のように意訳できた。
レビ族 アロンの末裔 契約の箱の守り手よ
約束の地へは 入ることはできない モーセやアロンと同じように
乳と蜜が流れるカナンの地へ
あなた方は もう決して辿りつくことはない
 ユダヤ世界から抜け出し、人智学的に人類の問題として四行詩を捉えると、以下のように書き換えることができる。
キリストを愛した人々よ
求めても 与えられることはむずかしい
闇の霊の一群が あなた方を暗くした
人類は もう決してキリストを見ることが出来ないのだろうか
 
The people who loved Jesus Christ
It will be hard to be given even if they demand it
A group of Ahriman had darkened them
Shall the human never see You again?

 次回、まとめと、闇の霊の計画ならびに反キリストの型とを考察していきたい。

つづく
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『アーモンド四行詩』予言解読 その0 
『アーモンド四行詩』予言解読 その1
『アーモンド四行詩』予言解読 その2
『アーモンド四行詩』予言解読 その3
『アーモンド四行詩』予言解読 その4(終)


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