予防接種以後の人類へ その5~コウモリの発散物~

*初見の方はその1からお読みください。



“…コウモリの飛んだあとにはいつも彗星のような尾があります。コウモリは霊的な実質を放つのですが、それを宇宙に送り出さずに、地球の物質的実在に突き返します。空気中に推し戻すのです。肉眼でコウモリが飛び回るのを見るのと同じように、コウモリから発せられた霊実質が、空中を飛び回り、そよいでいるのを霊視することができます。空気は酸素や窒素などの成分だけで構成されているのはなく、コウモリの霊気も含まれているのです。<略>

地質学では、地下にある物質のうち、お粥のような柔らかい粘性を持つ岩塊をマグマと呼びます。コウモリの発散物も、空中における霊的マグマと言えるかもしれません。

本能的な透視能力があった古代の人々は、この霊的マグマに非常に敏感でした。それは現代人の多くが物質的な性質のなにか、例えば悪臭がする空気に非常に敏感であるのと同じようなことなのです。下品に聞こえるかもしれませんが、言ってしまうと、古代の本能的な透視の時代には、人々は空気中に存在するコウモリの排泄物に敏感であったのです。

 古代の人々はこの霊的マグマから自分たちを守りました。秘儀の学院には特別な処方があり、それによって人々は内面的に武装し、コウモリが放った残滓が支配する力を持たないようにすることができたのです。人間は、空気中の酸素と窒素のみを吸い込むのではなく、コウモリの発散物も吸い込んでいるのです。しかし、現代人は、このコウモリの残滓から身を守ろうとはしていません。ある条件下では悪臭にとても敏感なのに、コウモリの発散物にはまったく気づいていないのです。嫌悪感など微塵も感じずに飲み込んでしまっています。潔癖症な人たちが、私がお話したようなものを含んでいる空気を飲み込んでしまうというのは、とても奇妙なことです。しかし、これも体内へ入り込んでいるのです。確かに肉体やエーテル体には入りませんが、アストラル体には入っていきます。

 そうです、皆さん、私たちはここで驚くべき関連性を見出します。精神科学はいたるところで事象の深みへと導いていきます。コウモリが残したものは、私がこの講義で竜と表現したものが最も欲している栄養分なのです。しかしこのコウモリの残滓は、まず人間の中に吸い込まれなければなりません。竜は、人間の本能にこのコウモリの発散物を染み込ませて、人間の中に確固とした足場を見出します。そこでコウモリの発散物が湧き上がるのです。そうして竜はそれを食べて成長していきます。もちろん霊的な意味においてですが、竜は人間を支配する力を、極めて多様な方法で力を獲得して成長するのです。このような事態から、現代人は再び身を守らなければなりません。そして、その防護法とは、ミカエルの竜との戦いの新しいかたちとしてここで説明したものから得られるはずです。ミカエル衝動を自分の中に取り込むときに人間が得る内なる強さの増大は、竜が欲する栄養分に対する防護装置です。ミカエル衝動は大気中の不当なコウモリの発散物に対する防護装置なのです。”

1923

https://rsarchive.org/Lectures/GA230/English/RSP1970/19231027p01.html


解説は次回にいたします。

つづく

その6

【補足】

上記のようにシュタイナーは、コロナウイルスのことを霊的マグマ、竜の栄養分と、秘儀参入者らしい表現で呼んでいます。にもかかわらず、シュタイナーの発言を捏造してまでウイルスは存在しないと妄言を吐く人物がいます。自身の不勉強を省みることもなく、盛大に取り繕い、嘘に嘘を重ねて、独自の理論体系を組み立てようとしています。いわゆる陰謀論者であり、一度思い込むと取り返しのつかなくなるほどアストラル体が壊れます。皆様におかれましては、このような人物を相手にしないよう、また、他人事だとは思わないよう、ご注意ください。





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