予防接種以後の人類へ その1~はじめに~

(23/6/30 一部文面を改めました)

 数少ない友人の間で、私はすでにこれらのことを話しています。唯物論の時代は、ある種のサークルの活動を通じて、人類の精神的発達をすべて麻痺させ、排除し、単に気質と性格によって精神的なものをすべて拒絶し、それを愚行と見なすところまで人間を引きずり込もうと努力しています。

このような傾向は   今日、一部の個人にはすでに見られますが   強まるでしょう。人々は実際に、精神的なものが普遍的に狂気、気違いであるとみなされるときを切望するようになるでしょう。ウイルスが病気から身を守る手段として発見されたように、ある種の予防接種によって人体に影響を与え、魂の精神的性向に場所を提供しないようにするのです。人間は精神的な考えに対するいかなる素因からも免疫されるでしょう…。少なくとも、そのような努力がなされるでしょう。予防接種によって、幼少期でさえ、人間が精神生活への衝動を失うようにしようとするのです。”

1917

https://wn.rsarchive.org/GA/GA0178/19171106p01.html


この言葉は約百年前、ヨーロッパで活動した哲学者、ルドルフ・シュタイナーが語ったものです。「予防接種」は2019年末頃に端を発する世界的な予防接種運動のことではなく、これまでの予防接種全般のことである点に注意してください。


Rudolf Steiner (1861-1925)

日本におけるシュタイナーと言えば、全人教育を目指す「シュタイナー教育」として僅かに認知されている程度でしょう。しかし、シュタイナーが人類にもたらした最も偉大な功績は、エソテリシズム(秘教)を公開したことでした。


人類が未だ十分に成熟していなかった時代には、エソテリシズムを公開することは悪影響があったため隠されてきました。約百年前に人類はエソテリシズムを知る必要性がある段階に既に達し、シュタイナーをはじめとした「秘儀参入者」たちによって公開されたのです。現在、公開されたそれは「精神科学」と呼ばれています。相当な誤解と偏見を内外に抱えながらも、精神科学は人類に福音をもたらすために発展していくでしょう。


しかしながら、人類のほとんどは、今もって精神科学を無視し続けています。


人類が恒常的に予防接種をおこなうようになってから、数世代が経過しました。予防接種を一度も受けたことがない日本人は、ほとんどいないのではないでしょうか。そうして今では(欠陥だらけの)最新技術による世界的な予防接種がおこなわれるようになり、「ある種のサークルの活動」は、着実に成果を上げている、と言えます。「人類の精神的発達をすべて麻痺させ、排除し、単に気質と性格によって精神的なものをすべて拒絶し、それを愚行と見なす」ことに成功しているのです。


ここ数年、ワクチン接種の有無で社会は分断されました。なぜワクチン接種の闇に多くの人々が気づかないままでいるのか、また、気づいてはいても非科学的な妄言をまき散らすような人々がなぜ増えているのか、目の覚めた読者の方は、上記の引用文を読んだだけでも、ある程度の解答が得られることでしょう。


シリーズ『予防接種以後の人類へ』では、シュタイナーが語ったこの言葉を深く掘り下げていこうと思います。唯物論とは何か、ある種のサークルの活動とは何なのか、説明しようと思います。一般に知ってもらうために用語の解説も交えていくつもりです。



〇シリーズの目的・目標


・精神科学の理解と普及

誤解を恐れず、なるだけ平易に解説します。


・精神科学の知識を現代に適用させる。

現在の社会問題を本質的に理解することを目指します。精神科学は浮世離れした学問ではありません。精神科学をどれだけ社会生活に浸透させることができるかどうかで人類の未来が決まります。


・人類の危機的状況を把握してもらう。

最新型ワクチンの接種の有無で、個人の霊魂が取り返しのつかないものになる、とは言いません。とはいえ、真剣に受け止めるなら衝撃を受けることになるでしょう。物質的身体の問題に関しても言及せざるを得ないものですから、既に後遺症にお悩みの方や、接種者の中でまだお若い方、自身の愛する子どもたちに接種を薦めた方々は、覚悟を持ってこのシリーズを読んでください。反感を覚えたり、気が動転するのなら読み進めるのを止めてください。


・解決策を提示する。

シリーズの最後に、精神科学の観点から問題の解決策を提示します。



更新は月一本程度、計6,7本程度を予定しています。


どうぞ宜しくお願いします。


ニール・C・浦島


Let there be light on the path.


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【補足】

・本シリーズは一個人の意見であって、いかなる組織・団体とも関係ありません。

・国内外問わず、シュタイナーが語ったことを捏造する人物・サイトが多々ありますので注意されてください。シュタイナーの著作や講演録は無料公開されています。以下のサイトを参考にしてください。

Steiner Archive

https://rsarchive.org/

その2

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