予防接種以後の人類へ その2~基礎知識:人間の構成要素~

*初見の方はその1からお読みください。


数少ない友人の間で、私はすでにこれらのことを話しています。唯物論の時代は、ある種のサークルの活動を通じて、人類の精神的発達をすべて麻痺させ、排除し、単に気質と性格によって精神的なものをすべて拒絶し、それを愚行と見なすところまで人間を引きずり込もうと努力しています。

このような傾向は   今日、一部の個人にはすでに見られますが   強まるでしょう。人々は実際に、精神的なものが普遍的に狂気、気違いであるとみなされるときを切望するようになるでしょう。ウイルスが病気から身を守る手段として発見されたように、ある種の予防接種によって人体に影響を与え、魂の精神的性向に場所を提供しないようにするのです。人間は精神的な考えに対するいかなる素因からも免疫されるでしょう…。少なくとも、そのような努力がなされるでしょう。予防接種によって、幼少期でさえ、人間が精神生活への衝動を失うようにしようとするのです。”

1917

https://wn.rsarchive.org/GA/GA0178/19171106p01.html


なぜ予防接種によって、人間の霊的な素質や精神的な特性が失われてしまうとシュタイナーは述べたのでしょうか。このことを理解するために、精神科学的な人間の構成について説明させてください。

人間の構成要素

人間は大きく分けて四つの構成体から成り立っています。肉体、エーテル体、アストラル体、そして自我です。生命のない鉱物に命を吹き込むのがエーテル体で、植物は物質体とエーテル体とを持っています。

アストラル体は人間の思いの担い手である心のことであり、エーテル体を構築し動かします。動物はアストラル体まで持っています。人間はこの上に自我を持ち、「私」と言える自意識を持っています。

現代人の自我の在り様は個人差があります。もしあなたが、ペットと自分の子供との違いを物質生体的にではなく、精神的に説明することができないなら、自我の発達が危険域にあるかもしれません。お釈迦様やムハンマド、イエス・キリストなどの人類の指導者は自我が先駆けて発達していました。

本論を展開するにあたって、自我については特段取り上げません。

エーテルとアストラルの関連性を簡単に説明します。物質はただ風化し、崩壊していきます。植物以上の存在は、エーテルのおかげで生命を持つことができます。植物は地に根を張り、上方向に成長し美しい花を咲かせます。エーテル体は、重力に逆らい太陽に向かう力を持っています。対してアストラルは、星々の彼方から降り注ぐ高次の力です。人間はエーテル体によって生命体となり、アストラル体によって全宇宙とつながることができます。宇宙の本質は愛です。

エーテルとアストラル


この地表で人間だけが、二の足で直立しています。地球は人間の霊魂ために、学びの場を提供してくれているのです。


神はまた言われた、「われわれのかたちに、われわれにかたどって人を造り、これに海の魚と、空の鳥と、家畜と、地のすべての獣と、地のすべての這うものとを治めさせよう」。神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された。神は彼らを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ」。”

(創世記 1:26-28



人間は、この地上を治める存在です。聖書に照らせば、人間はネズミや猿から進化したなどとは言えません。


つづく


その3

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【補足】

・本シリーズは一個人の意見であって、いかなる組織・団体とも関係ありません。

・国内外問わず、シュタイナーが語ったことを捏造する人物・サイトが多々ありますので注意されてください。シュタイナーの著作や講演録は無料公開されています。以下のサイトを参考にしてください。

Steiner Archive

https://rsarchive.org/

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