民族の和平、からの資源戦争までの妄論

 歴史的会談、


一緒に越えた38度線
 
『南北首脳が共同宣言採択 「朝鮮半島にこれ以上戦争ない」』(18・4・27)【高陽聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は27日、軍事境界線がある板門店の韓国側施設「平和の家」で会談後、「朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた板門店宣言」を採択した。宣言は「朝鮮半島にこれ以上戦争はない」と言明した。・・・続きを読む

 10年ぶりの首脳会談だそうで、韓国国民の中には涙を浮かべる人達も。

AFP

 どうか、艱難に遭ってきた民族に、平穏が来ますように。



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 ・・・と、ここで終わってもよいのだが、妄想が膨らんだので逡巡していく。(一応、断っておくが、どんなに政治的駆け引き故の会談であろうとも、民族の悲劇を乗り越えたいと望む人々の思いを軽視するものではありません。軽視することが、ミカエルの時代に生きる人間には許されない。)
 
 共同声明文(板門店宣言)をまとめると、

 ○民族の自主統一(連絡事務所の設置等)
 ○軍事的緊張の緩和 (非武装地帯を平和地帯へ)
 ○終戦宣言!!(休戦協定を平和協定に転換、軍縮)
 ○非核化を共通目標とする。
 ○文在寅大統領は今年秋に平壌を訪問する。


 といった内容で、終戦宣言は、本当に大きな一歩であるだろう。

 ポイントは、(専門家のようにあげ足を取るとすれば、)”大陸間弾道ミサイル”の文言はないことだろう。すでにミサイル自体開発済みで、いざとなればロシアにおもねれば良い話であるから、朝鮮半島の下半分を侵攻するための軍備を縮小して、国家経済のひっ迫を乗り越えるのだと思う。それはおそらく韓国側にとっても、軍事費を削減できるとなれば財政にとって良いことだろう。

 とりあえずは、韓国大統領が秋に平譲を訪れてしばらくするまでは、平和でいられるのかもしれない。
 
 5月末から6月初旬で調整中の米北会談で、何かあるだろうか?
 
 嫌みが凄い。
 
 ・・・トランプは、見栄や偏見を抑えられるのか、功名心を満たそうとしているだけなのか、庶民にとって悪い結果にならないことを祈りたい。 

 はたまた、某霊能者女史が言うように、これまで実績らしい実績がエルサレムに大使館を作ることぐらいの人物が、北朝鮮関連でも自分の思うようにいかずに、”もう、や~めた。”になるだろうか。

 ジョセフ・ティテルは、”トランプをみると吐き気がするが、人類のシフトには必要”、と言ってたらしい( ´∀` )

 そのおかげで、朝鮮民族の統一が加速されたのだろうか、なんて。

 またあるいは、だいぶ前だが、霊能者を名乗る有名ブロガーだったと思うが、”アメリカは(従順な日本に比べて)韓国の対応に不満を覚え、在韓米軍を撤退させるかもしれない”云々 、発信していたことがあった。そうなると、在日米軍の役割はますます大きくなるかも?

アーリマン的諸力のうごめきを感じる。

 あらたな地政学的関係が考えられる。


米国の”テリトリー”が、38度線(ピンク点線)から半島南沖(ピング実線)へシフト。
  
 あんまり変わってない~?

 和平のニュースを逡巡したとき、小生の脳裏をよぎったのは、海底資源発見のニュースだった。
『南鳥島の海底レアアース、世界需要の数百年分』【毎日新聞】(18・4・10)携帯電話などに欠かせないレアアース(希土類)が、小笠原諸島・南鳥島(東京都)周辺の排他的経済水域(EEZ)の海底に世界需要の数百年分あることが分かったと、東京大や海洋研究開発機構などの研究グループが10日付の英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表した。・・・つづきを読む

 本格的に採掘できるようなり、世界経済にとって需要な役割を占めるようになるまで、50年もかからないだろうか?

 そうなる頃、資源戦争が、はじまる。

 経済戦争だけで、物理的な戦争になる可能性は低いかもしれないが。

美しい海。大地を汚し、空気を汚し、海を汚す。

 ・・・

 さて、朝鮮南北和平にともなう地政学的シフトと、将来の資源戦争とを踏まえて、オカルト的に勝手に解釈すると、上記の地図は以下のようになる。
 
アトランティス大陸を通過していない(らしい)東アジア人は分断。


 朝鮮半島、中国がロシア(スラブ民族)側で、日本はもちろんアメリカ(アングロ-サクソン)側である。

 現在の第5文化期(AD.1413~3573)から、第6文化期(AD.3573~5733)の移行に際し、ゲルマン・アングロ-サクソン文化圏(第5文化期)とロシア・スラブ文化圏(第6文化期)との間に相克があると小生は考えている。

 その相克が、この海底資源を巡った争いに表現される、かもしれない。

 既に南シナ海では権益を巡ってバトル中である。(この記事を作成中、4/29付の世見でも南シナ海が第三次世界大戦の勃発地になるかと不安がっていた。・・・考えることはみんな一緒だなあ、と。小生も、”書かされている”のかも( ´∀` ))

Deep Sea Vent

 さらなる火種は太平洋の海底資源。

 アメリカ勢力を離れた韓国や中国は、一番の恩恵は受けられない。経済格差が助長され、”また日本だけ”、”またアメリカに従順な国だけ”、”アジアの裏切り者”、”日本だけさらに裕福になりやがって”、などと、「ねたみ」から「憎悪」が生まる。その一方、日本では、敵意を敵意で返そうと、権益を守る中で(今もやっている)低級な民族主義を増長させてしまうだろうと、簡単に想像できる。

 (余計なこと書くが、日本の霊能者たちも、いつもは世界平和を願っているはずなのに、このような国際問題になると、「突然」、日本民族が「世界に冠たる国」になり、戦争やむなし、と取れる発言をすることが多い。日本雛形論の歪曲だろうか。)

Ahriman
 
 ネオコン勢力はウハウハ。アーリマンが笑っている。

 ・・・

 不幸中の幸いになるだろうか、東アジアは原発だらけなので、物理的戦争にはなりにくいだろう。

Roadtechs


 原発がある意味抑止力とかw 

 ・・・

 ・・・笑えない。
 
美しい自然


 以上、現在シリアでおこなわれている時代の相克の表現が、形と場所を変えて、東アジア~南太平洋で起こり得る、と妄想してみた。

 最後にシュタイナーの言葉を紹介して、終わります。

 数多くの自然災害を目撃すると、「いつ、この自然災害は準備されたのか」という問いを立てることができますし、立てねばなりません。自然災害は戦争の戦慄、戦争の残虐、人類文明の進歩のなかに現れたその他の残虐さのなかで準備されたのです。


  悪魔は、未来においても文明の担い手であり続けるに違いありません。このことはきびしい、そして重要な真実なのです。そしてこの真実は、未来の文明に破壊的な力が混入していることと深く関連しているのです。・・・現在の人間の情動、慣習の在り方に従えば、破壊的な力は、今後ますます私たちの社会生活全体の中に入ってきて、人間関係そのものをますます破壊していくでしょう。
 今こそ人間は、キリストの言葉が現実のものとなるように、努力すべきなのです。すなわち、「私の名の下に二人の人が結ばれるとき、その二人の間に私がいる」(マタイ伝十八章二〇)という言葉がです。
 しかし技術文明、営利主義は、この言葉ではなく、悪魔の言葉をますます現実のものにしています。すなわち、「私の名の下に二人もしくはもっと多くの人が喧嘩し、争い、戦い合おうとするとき、その人たちの間に私がいる」をです。
 
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