ラオメルのキブツ(その5)

(その4)のつづきです。


黙示録12章にでてくる「1260日」は、「2160日」の間違いだと判明しました~。

アレクサンドリア大図書館の記録も、戦乱の末、失われた。

旧約聖書のダニエル書も、間違いがあるだろうか? 

しかし、ネットをいくら調べても、シュタイナーの発言以外に間違いを指摘するものが見つからない。また、シュタイナーがどうやって間違いだと分かったのか説明していない。霊視したのか、それとも学問の虫になって調べたのか。それが分からないのでは、シュタイナーの主張すること全て非難の対象になるのが常であろう。

聖書に間違いはない」が一般的且つ専門的な認識であるようである。

・・・小生では、もはや判断のつかない世界である。
とはいえこのような間違いは、黙示録の本質に深く入り込むなら、それほど致命的なミスにはならないのです。
こういった世界の秘密に触れようとする行為は、数字をパズルのように組み合わせてガチャガチャと考えることではなく、心(全身全霊)で取り組む行為であるだろう。人間の正確な”思考力”と同じ素材のようなものが霊界の最下位であるから、頭で考えるだけではアーリマンの手に落ちるだけである。 

したがって、数字の解釈よりも、全体の流れを踏まえて、まとめていこうと思う。(数字の解釈も一応、やるが、おそらく有意義なものはできない。)

ゲマトリアは霊界の糸を手繰っているのだろうか。



ところで、ここまで間違いや見落としはないだろうか?


・・・


・・・二点ありました。まことに申し訳ない。 


一つ目は、「ラオメルのキブツから蘇る預言者からの伝言」の「ラオメル」についてである。

「キブツ」がユダヤの集合の意であることから気づけばよかったのだが、「ラオメル」はエラムの王ケダル・ラオメル(英:Chedorlaomer)のことではなく、ユダヤの"La'Omer"に関するもののようである。

ラグバオメルのオメル(omer:麦の束)の部分と同じでもののようである。(参考:”Ba’Omer or La’Omer? The Joy and Pain of Time”)

”La'Omer”自体で意味が掴めないが、「ラオメルのキブツ」で、”ユダヤ人の集まり”と解釈するのが自然だろう。

カタカナのまま、「ラオメル 聖書」などと検索したのが良くなかった。長々と逡巡して、てんで関係のないイランの遺跡の画像など紹介してしまった。m(__)m

かなり恥ずかしいw

したがって、3と5のペア、 ”第三文化期に生きたエラム神殿に仕える預言者が、第五文化期、つまり現代に生きる人々に、(霊能者を通じて)ダニエル書の内容を、改めて伝えようとした”は関係ないだろう。創世記のソドムとゴモラも関係がない。(赤字を黒に直しておこう(。-人-。) ゴメンネ11.16,17)

「ラオメルのキブツから蘇る預言者からの伝言」は、”預言者ダニエルからの伝言”でよいだろう
 

二つ目は、ダニエル書12章と黙示録12章は対応していたが、ダニエル書12章に関連するイエス・キリストの言葉があったのを失念していた。

以下、マタイによる福音書12章を紹介する。
24:1イエスが宮から出て行こうとしておられると、弟子たちは近寄ってきて、宮の建物にイエスの注意を促した。 24:2そこでイエスは彼らにむかって言われた、「あなたがたは、これらすべてのものを見ないか。よく言っておく。その石一つでもくずされずに、そこに他の石の上に残ることもなくなるであろう」。
24:3またオリブ山ですわっておられると、弟子たちが、ひそかにみもとにきて言った、「どうぞお話しください。いつ、そんなことが起るのでしょうか。あなたがまたおいでになる時や、世の終りには、どんな前兆がありますか」。 24:4そこでイエスは答えて言われた、「人に惑わされないように気をつけなさい。 24:5多くの者がわたしの名を名のって現れ、自分がキリストだと言って、多くの人を惑わすであろう。 24:6また、戦争と戦争のうわさとを聞くであろう。注意していなさい、あわててはいけない。それは起らねばならないが、まだ終りではない。 24:7民は民に、国は国に敵対して立ち上がるであろう。またあちこちに、ききんが起り、また地震があるであろう。 24:8しかし、すべてこれらは産みの苦しみの初めである。 24:9そのとき人々は、あなたがたを苦しみにあわせ、また殺すであろう。またあなたがたは、わたしの名のゆえにすべての民に憎まれるであろう。 24:10そのとき、多くの人がつまずき、また互に裏切り、憎み合うであろう。 24:11また多くのにせ預言者が起って、多くの人を惑わすであろう。 24:12また不法がはびこるので、多くの人の愛が冷えるであろう。 24:13しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。 24:14そしてこの御国の福音は、すべての民に対してあかしをするために、全世界に宣べ伝えられるであろう。そしてそれから最後が来るのである。
24:15預言者ダニエルによって言われた荒らす憎むべき者が、聖なる場所に立つのを見たならば(読者よ、悟れ)、 24:16そのとき、ユダヤにいる人々は山へ逃げよ。 24:17屋上にいる者は、家からものを取り出そうとして下におりるな。 24:18畑にいる者は、上着を取りにあとへもどるな。 24:19その日には、身重の女と乳飲み子をもつ女とは、不幸である。 24:20あなたがたの逃げるのが、冬または安息日にならないように祈れ。 24:21その時には、世の初めから現在に至るまで、かつてなく今後もないような大きな患難が起るからである。 24:22もしその期間が縮められないなら、救われる者はひとりもないであろう。しかし、選民のためには、その期間が縮められるであろう。
24:23そのとき、だれかがあなたがたに『見よ、ここにキリストがいる』、また、『あそこにいる』と言っても、それを信じるな。 24:24にせキリストたちや、にせ預言者たちが起って、大いなるしるしと奇跡とを行い、できれば、選民をも惑わそうとするであろう。 24:25見よ、あなたがたに前もって言っておく。 24:26だから、人々が『見よ、彼は荒野にいる』と言っても、出て行くな。また『見よ、へやの中にいる』と言っても、信じるな。 24:27ちょうど、いなずまが東から西にひらめき渡るように、人の子も現れるであろう。 24:28死体のあるところには、はげたかが集まるものである。
24:29しかし、その時に起る患難の後、たちまち日は暗くなり、月はその光を放つことをやめ、星は空から落ち、天体は揺り動かされるであろう。 24:30そのとき、人の子のしるしが天に現れるであろう。またそのとき、地のすべての民族は嘆き、そして力と大いなる栄光とをもって、人の子が天の雲に乗って来るのを、人々は見るであろう。 24:31また、彼は大いなるラッパの音と共に御使たちをつかわして、天のはてからはてに至るまで、四方からその選民を呼び集めるであろう。
24:32いちじくの木からこの譬を学びなさい。その枝が柔らかになり、葉が出るようになると、夏の近いことがわかる。 24:33そのように、すべてこれらのことを見たならば、人の子が戸口まで近づいていると知りなさい。 24:34よく聞いておきなさい。これらの事が、ことごとく起るまでは、この時代は滅びることがない。 24:35天地は滅びるであろう。しかしわたしの言葉は滅びることがない。 24:36その日、その時は、だれも知らない。天の御使たちも、また子も知らない、ただ父だけが知っておられる。 24:37人の子の現れるのも、ちょうどノアの時のようであろう。 24:38すなわち、洪水の出る前、ノアが箱舟にはいる日まで、人々は食い、飲み、めとり、とつぎなどしていた。 24:39そして洪水が襲ってきて、いっさいのものをさらって行くまで、彼らは気がつかなかった。人の子の現れるのも、そのようであろう。 24:40そのとき、ふたりの者が畑にいると、ひとりは取り去られ、ひとりは取り残されるであろう。 24:41ふたりの女がうすをひいていると、ひとりは取り去られ、ひとりは残されるであろう。 24:42だから、目をさましていなさい。いつの日にあなたがたの主がこられるのか、あなたがたには、わからないからである。 24:43このことをわきまえているがよい。家の主人は、盗賊がいつごろ来るかわかっているなら、目をさましていて、自分の家に押し入ることを許さないであろう。 24:44だから、あなたがたも用意をしていなさい。思いがけない時に人の子が来るからである。 24:45主人がその家の僕たちの上に立てて、時に応じて食物をそなえさせる忠実な思慮深い僕は、いったい、だれであろう。 24:46主人が帰ってきたとき、そのようにつとめているのを見られる僕は、さいわいである。 24:47よく言っておくが、主人は彼を立てて自分の全財産を管理させるであろう。 24:48もしそれが悪い僕であって、自分の主人は帰りがおそいと心の中で思い、 24:49その僕仲間をたたきはじめ、また酒飲み仲間と一緒に食べたり飲んだりしているなら、 24:50その僕の主人は思いがけない日、気がつかない時に帰ってきて、 24:51彼を厳罰に処し、偽善者たちと同じ目にあわせるであろう。彼はそこで泣き叫んだり、歯がみをしたりするであろう。 

”読者よ、悟れ”!!!



・・・


・・・無理!!!( ;∀;)


Mattew 28 いろんなキリスト音楽があるなあ。



次回でまとめを書いていこうと思う。もう逐一説明を詳しく書いているとこのシリーズも終わりそうにないので、なぜ小生がそう考えたのかの経緯は、ご想像におまかせします。


・・・つづく。

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・ラオメルのキブツ(その1)”数のトリック”
・ラオメルのキブツ(その2)”イエズス会”
・ラオメルのキブツ(その3)”ヨハネの黙示録”
・ラオメルのキブツ(その4)”模写ミス”
・ラオメルのキブツ(その5)”マタイによる福音書”
・ラオメルのキブツ(その6:まとめ)”人間の進化”
・アーリマン受肉の準備


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