塩漬けのリンゴ(その4)~現代病:なぜ疲れが取れないのか~(終)

 「ワンダラー」という言葉は、神秘学用語の「さすらい人」と関連があった。G.H.ウィリアムソンは、「ワンダラー」と「塩漬けのリンゴ」とを同一視したが、「塩漬け」の意味を著作で詳しく語ることはなかった。

To the apples we salt we return

”塩漬けしたリンゴのもとへ、私たちは帰る。”

絵文字「塩漬けのリンゴのもとへ、私たちは帰る」

 上記の絵文字は、著作『Other Tongues Other Flesh(1953)』に記載されている絵文字である。この文字は「Solex-Mal(ソレックス-マル)」という文字の一つである。

 ”これらの象形文字は、北アリゾナの研究グループが1952年に受け取ったものである。おそらくソレックス-マル語で書かれている。まだ解読は完璧ではない。ソレックス-マル語のいくつかはアトランティス語であり、特定の人物のサインが含まれている。明らかにその文字自体にメッセージがある。”

 いくつか紹介する。
Solex-Mal

 ソレックス-マル。太陽と地球の分離、蟹座時代の人種発生を思わせる。

とある人物のサイン
Mar-Tok

 影は霊的看取能力が失われていることを示している。アトランティス時代の頃だろう。


SHEO-SHEOI (To the apples we salt we return)

 SHEO-SHEOI (To the apples we salt we return).
 しぇお-しぇおい?(塩漬けのリンゴのもとへ、私たちは帰る)

「塩漬けのリンゴ」の絵文字は、「しぇお-しぇおい」と読むらしい・・・。

 日本語の「塩(しお)」、「しょっぱい」に似てなくもない? 

 このソレックス-マル語は、アイヌ語と若干の共通点があるとウィリアムソンは述べている。

 ”ソレックス-マル語の録音テープを二つの異なる大学で日本人学生や東洋人学生に聞かせてみた。不特定多数の者がいくつかの単語は彼らの単語と関連があることを認めた。この変わった抑揚のない言語はアイヌ語に非常によく似ていた。アイヌは地球上で最も特異な民族かもしれない。・・・アイヌ語は、太陽言語、すなわちすべての言語の母に非常に近い地球の言語である可能性が高い。”

 言葉が生まれたのは、アトランティス時代に霊的能力が失われたからである。アイヌは非常に古い文化を担っており、当時の原言語に近い可能性はある。

 ちなみに、アイヌ語で塩は「sippo」、「しっぽ」と言うらしい。 



 
 さて、本題の「塩漬けのリンゴ」についてだが、「リンゴ」という言葉と、絵文字を連想させると、「人間」の脳の構造に辿り着く。
脳細胞と宇宙の構造(karapaia

 人間それ自身が宇宙の模造である、と霊能者は良く言う。

 「リンゴ」とは「人間の脳」のことである。そもそも林檎などの花を咲かせる被子植物が生まれたのも、アトランティス時代であるだろう。(地球が霧に包まれていたころは、花の無いシダ植物。)アトランティス時代初期、人間の形姿はその霊魂によって様々であったが、次第に地球が固化するにつれて、人間の頭蓋骨も現在のもののように形成されてきた。

 人間は、霊的看取能力を失う代わりに、(霊界の最底辺にあたる)論理的な思考力を手に入れた。 

「塩漬けのリンゴのもとへ、私たちは帰る」
 
 アトランティス時代、人間を導いた指導霊であった神霊たちは、人間に論理的な思考力を与えた。だからこの絵文字は、人間の思考力に関連する、ニューロンとシナプスの表現であるに違いない。

neuron

 ”神経細胞(ニューロン)の基本的な機能は、神経細胞へ入力刺激が入ってきた場合に、活動電位を発生させ、他の細胞に情報を伝達することである。・・・神経細胞は主に3つの部分に区分けされ、細胞核のある細胞体、他の細胞からの入力を受ける樹状突起、他の細胞に出力する軸索に分けられる。・・・前の細胞の軸索終末と後ろの細胞の樹状突起の間の情報を伝達する部分には、微小な間隙を持つシナプスと呼ばれる化学物質による伝達構造が形成されている。”(wiki
synapse
 ”シナプス(synapse)は、神経細胞間あるいは筋繊維(筋線維)、神経細胞と他種細胞間に形成される、シグナル伝達などの神経活動に関わる接合部位とその構造である。化学シナプス(小胞シナプス)と電気シナプス(無小胞シナプス)、および両者が混在する混合シナプスに分類される。”(wiki
  シナプスでは、情報伝達の際、ナトリウムイオンやカルシウムイオンなどの塩(えん)イオン化合物がはたらいている。

 つまり、「塩漬け」の「塩(しお)」とは、「塩(えん)・イオン化合物」のことであり、「塩漬けのリンゴ」とは、 「思考する人間の脳」のことでる。 

 そもそも化学の分野で、イオン結合した化合物を塩(えん)と表現するのも、錬金術に由来するものだろう。塩(しお・塩化ナトリウム)にみられる結晶のように、二種類の物質が化合し形成されるものを塩(えん)と呼んだ。

塩の結晶


 神秘学的には、二種類のイオンが存在するから化合する、のではなく、はじめに「結晶力」、二つの物質を結び付ける霊的な力があるから化合できる、と言える。物質が先に存在するのではなく、力が先に存在する。霊主体従のような関係である。 

To the apples we salt we return
”塩漬けしたリンゴのもとへ、私たちは帰る。”

 そして、非常に重大な問題は、過度に「リンゴ」が「塩漬け」されていることである。このことが、心を重苦しくさせるのである。

 シュタイナーは言う。
 ”ある人が毎朝八時に仕事に行っていたとしましょう。決まった時刻に起きていたのです。しかし突然、ベッドのなかにいつづけたくなります。起きようとするのですが、起き上がる意志が涌いてきません。ベッドの横には、時計が置いてあります。もう時間です。やっとの思いで起き上がります。しかし朝食をとる意欲がありません。やがて、「私にはできない」と、いつも思うようになります。何も決断できなくなります。ついには、身体にも症状が現れてきます。硬直するのです。・・・
 カタレプシーの人を取り上げてみましょう。何がどうなっているのでしょう。カタレプシーの人の身体を調べると、その身体は塩分が特別多くなっていることが分かります。特に頭がそうなっています。植物の根に似たような状態になるのです。私たちの頭が植物の根のように塩分に富むと、頭が硬直して惚け、それが全身に広がっていきます。歩いたり、手をあげたり、ベッドから起き上がる決意のできない人は、頭のなかに塩分が多すぎ、植物の根に似た状態になっているのです。”

 上記の「塩分」は、塩(えん)のことだろう。(誤訳かな?)

 現代人は、多かれ少なかれ、朝起きれない( ;∀;)。週末に(効果はないが)寝だめする人も多いだろう。 
 
あ~、出たくない・・・。


 なぜ、塩(えん)が多すぎるようになったのか。

 ”・・・人間が思考的に活動するとき、この思考過程によって私たちは内的に固い存在になります。つまり、考えとはある意味で内的な骨組みなのです。考えには明確な輪郭があり、確たるものですが、感情は捉えどころがなく不安定で、個人個人で多少なりとも違っています。考えとは、感情系の中で固い成分になるのです。意識的な営みにおけるこの固い成分は、血液中では活発かつ動きに満ちた塩(えん)蓄積になりますが、自我の準備である骨格では、その大部分がマクロコスモスによる塩(えん)蓄積になります。・・・さて、思考に伴って形成された塩(えん)は、睡眠によってすみやかに除去されなくてはなりません。そうでなかったら生体内に何らかの分解プロセス、解消プロセスを引き起こすはずです。つまり事実上、思考を破壊プロセスと見なさなくてはなりません。そして、心地よい睡眠中に逆向きのプロセスが生じ、蓄積した塩(えん)が血液から取り除かれ、目覚めた意識を持って新たなら意識的思考を再び展開できるのです。
 ただし、「思考とは塩(えん)形成プロセスである」と簡単に言ってしまうことはできません。なぜなら、「霊学は戯言を言っている」という誤解が生じかねないからです。”
 
 現代人が塩(えん)過多なのは、思考に伴って形成された塩(えん)が、睡眠によってすみやかに除去されなくなったからである。

(現代の血液検査でも、一日の塩(えん)の蓄積濃度の変化は分かるじゃろか?)

 昔の人は、現代人ほど思考力を必要としなかったし、睡眠不足でもなかった。食べ過ぎ、運動不足など、生活習慣を見直すべき由縁はあるだろう。

 しかし、根本原因は、別のところにある。
”今日、百年前にはほとんど知られていなかった病気が広まっている。知られていないことはなかったとしても、広まってはいなかった病気である。神経質である。この独特な病気は、十八世紀の唯物論的な世界観の結果である。唯物論的な思考習慣なしには、神経質はけっして生じなかったであろう。もし、唯物論がまだ何十年もつづくなら、唯物論は民族の健康に破壊的な働きかけをするだろうということを、秘密の導師は知っている。もし、唯物論的な思考習慣が抑止されないなら、やがて人間は神経質になるだけではなく、子どもも震えながら生まれてくるようになる。子どもは周囲の世界を感じるだけではなく、どのような周囲の環境にも苦痛を感じるようになる。とくに、精神病が非常な早さで広まる。狂気の流行病が、何十年か先には現れるだろう。精神病の流行によって、人類の進化は妨害されようとしている。このような未来の世界像ゆえに、人類の隠れた導師たち、叡智のマイスターたちは、霊的な叡智を一般の人類に注ぎ込まねばならない必要性に迫られているのである。”
うつ病が蔓延している。
 
 神経質、精神病、うつ病、震えて生まれてくる子供(?)、ひきこもり・・・

 現代病は、時代の事情が関連していた。 唯物論的思考習慣を、改善しなければならない。

 カルマ的関連を考慮した場合、現代人が疲れやすく頑張れないのは本人のせいではなく、”十八世紀の唯物論的な世界観の結果”であって、自分自身に責任はない、と考えることもできるかもしれない。しかし、この時代を選んで生まれてきたのもまた自分自身の魂であるから、安易に責任を放棄することもできない。カルマ、業の正確な理解は現代人の課題である。

SHEO-SHEOI (To the apples we salt we return)

”塩漬けしたリンゴのもとへ、私たちは帰る。”

 先に”論理的な思考力は霊界の最底辺である”と述べた。人間が霊界の住人とも呼べるのは、論理的な思考力のおかげである。

 だから、「私たちは帰る」の「私たち」とは、人間に思考力を与えた神霊のことであろう。
 ”現代において、人間に思考力を与えた神霊が、帰ってくる。”
 このように解釈できた。結局は、人間の心魂の変化や、霊界参入を述べた予言であったのだろう。

 ”もしもこれからの数世紀間、霊界へ高まろうとする十分な数の人びとが見出せなかったら、人類は霊界からの力を取り込むことがますます少なくなり、その結果、霊的な力がますます乏しくなり、人間生活は荒寥(荒涼)としてくるでしょう。・・・そのとき、人びとはこの世での仕事が行えなくなっていき、人類は、生命の液を吸収できずに枯れていく樹木のように、衰えていくでしょう。
 今までの人類には、力が外から与えられました。人びとは、外的な生活のことしか考えず、無邪気に生き、外なる感覚世界だけが実在すると信じて、感覚世界の背後で生じる諸変化のことをまったく知らずにいました。
 けれでもこの霊的な力が涸れてしまうので、今人間は自分の力でそれに代る力を生じさせなければならないのです。外なる物質界だけに頼っている人たちの手に人類の進化が委ねられるのだとしたら、地上の人類全体の力は枯渇し、人類は衰退の一途を辿ることになるでしょう。”

 現代人は、もはや無邪気に生きることはできない。進化の下降期である現代において、魔的な存在に屈服しないように生きていかねばならない。

 以上、「ワンダラー」から、現代病の悲劇に辿り着いた。

 ・・・

 ・・・対処法は?

 ・・・

 ・・・真・善・美?

 ・・・八正道かな?

 ・・・

 おわり 

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おまけ

 つべで見つけた「塩漬けのリンゴ」の曲。



塩漬けのリンゴ(その1)~ひきこもり~
塩漬けのリンゴ(その2)~G.H.ウィリアムソン~
塩漬けのリンゴ(その3)~マルデック・シリウス・オリオン・ワンダラー~


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